抜け道、年金対策、一括払いで節約

改めて知っておきたい年金に関して

年金問題は与党と野党の政権が交代するきっかけともなりました。そのため、年金について興味を持ったり、実際にいろいろ調べたりした人は多いのではないでしょうか?

 

そもそも年金とは何でしょう?

 

年金とは、毎年決まった額を、年金制度を運営する者が有資格に対して支払いをする仕組みのことです。年金というと一種類だけのように思われますが、年金には国が社会保障の給付として行う国民年金、厚生年金保険、そして共済年金があり、これは公的年金ともいわれます。一方、企業が行う年金もあります。それが厚生年金基金、税制適格退職年金です。この年金は従業員が定年退職となった後に企業が支払うもので、この年金で老後の生活する考える人が多くおり、企業年金といった言われ方をします。また年金には老後のために個人で用意をする養老保険という年金があります。これは個人が自分の責任において老後の準備をする私的年金です。

 

年金は年金事業を運営する方を保険者、年金を受け取る方も被保険者といい、基本的には被保険者が給付年の元になる基礎年金を負担することによって、成り立っています。被保険者が毎月、または毎年年金を支払うことで、元手となる基礎年金が出来、その基礎年金を保険者である年金事業者が被保険者に給付しているわけです。

年金の保険者と被保険者の現状

日本は高齢者社会になって、若者の負担が大きいという話はニュースなどで聞いたり、新聞で読んだりしたことがある人は多いでしょう。保険者と被保険者が同じ人数ならば問題はないのですが、そのバランスが崩れたときはいろいろな問題が発生します。とりわけ日本は高齢者が多くなり、被保険者への給付が多くなったことにより、年金を支払う人達に負担が大きくなっているのです。国が運営する国民年金は、基礎年金の給付に必要な分を国が負担していますから、給付額が増えるということは国の負担も増えるということにもなり、問題となっているのです。

 

その年金の金額ですが、例えば国民年金の場合、国によって金額が決められています。国民年金の金額は、生活水準によっていくらになるとか、年収によって年金の支払額が異なるわけでないのです。

 

スポンサード リンク

年金の支払額を減らす方法とは

年金は国が決めた金額だから変更することはできないと多くの人は考えるでしょう。しかし、もし方法があるのなら、年金の額を減らしたいと思うはずです。そこで考えたいのが年金の一括払いです。というのも、年金は月々、または半年払いをするよりも1年分を一括払いする方が割引率が大きくなり、実はお得なのです。

 

その年金の一括払いの方法ですが、前払い、滞納分の後払い、免除分の後払いの3通りの方法があります。

 

年金の前払いとは、文字通り、将来の分の年金をまとめて支払う方法です。生活に余裕がある場合、余裕のあるときに一括で払ってしまいたいと考える人がいるでしょう。しかし、年金の金額は法律の改正などによって変更になる場合もあるため、5年分や10年分といった前払いを行うことはできません。年金の前払いは、最高1年分と決められています。

 

後払いで一括払いをする方法には滞納分を一括払いする方法と免除分を一括払いにする方法があります。滞納分の一括払払いとは、過去の分をまとめて支払うということです。この滞納分の一括支払いについても10年分をまとめてといったことができず、過去2年分と決められています。その過去2年分も滞納した分、未納の分のみであって、新に加入する人が過去2年分を支払うといったことはできません。

 

後払いの一括払いでも、国民年金を免除されていたり、納付猶予を受けていた期間の分を一括して支払うことは、追納といいます。この追納については過去10年以内の部分と決められており、追納すれば、通常の納付を行ったと見なされます。

スポンサード リンク